牛舎内の風景

質問コーナー(尾古牧場についてもっと詳しく!)

Q1.尾古牧場はいつから牧場をされていますか?
昭和44年に放牧酪農牧場として出発しましたが2年後に肉用牛経営に転換し、当初は和牛・乳牛・交雑牛の混合経営でしたが、 平成2年より和牛の一貫経営にして現在に至っています。私(尾古博明)と妻の満子の2人で経営しています。
Q2.自家産の和牛肉の販売を取り組まれた理由は?
  1. 平成元年にアメリカ視察研修に行き、自分のお客を持たねば生き残れないと感じたこと。
  2. 牛肉の自由化に伴い、牛の価格が下落して経営が苦しくなったこと。
  3. 当時のお肉は表示通りのお肉ではないものがあったこと。
等などで地元の方においしい和牛肉があることを知ってもらいたい気持ちから販売することに踏み切りました。
Q3.レストランをオープンされた理由は?
お肉を購入されている方からレストラン開設の要望があり、自然の中でおいしい和牛肉を味わって頂くレストランの開設は 私の長年の夢でもあったので平成6年9月にオープンいたしました。
Q4.レストランもお肉の販売も予約制である理由は?
普段は農家であり、牛の世話や外での仕事をしています。
予約をして頂いて、スケジュールをたて、ご来店して頂いたお客様に満足して頂く為、精一杯の真心で対応したい気持ちからです。 お肉の注文制は、必要な部位を必要なだけ商品化して無駄をださないようにと考えて採用しています。
Q5.尾古牧場の特徴を教えてください
繁殖・肥育の一貫経営です。
母牛に種付けして子牛を産ませ、大きくなるまで育てて出荷する経営です。生後25〜30ヶ月で出荷します。 素牛が足りない時は地元の市場から導入しています。水は50mボーリングして新鮮な大山の伏流水を牛に与えています。 エサも中國物産株式会社のMシリーズを中心に、お肉の風味を良くする大豆粕などを加えて工夫をこらして与えています。
特に、牛肉の脂質を良くしようと努力しています。
Q6.脂質のことについて、もう少し詳しく教えてください。
和牛肉とその他の牛肉の一番違う点は脂質の違いです。脂は熱で融けますが脂によって融ける温度が違います。 融点と言いますが、和牛肉の脂の融点は他の牛肉の脂より低い温度で融けます。指先でつまむと融けだします。 和牛肉は食べたときに口の中ですぐ融けてとてもまろやかにおいしく感じます。
融点の高い牛肉は食べたとき、口の中でモサモサする感じがします。 また、生後24ヶ月を過ぎた和牛肉の脂はオレイン酸などの不飽和脂肪酸が多く、食べても体によいことがわかってきました。その点でも和牛は優れものです。
Q7.放牧を始められたと聞きましたが?
平成15年に繁殖牛の一部を試験的に牛舎周辺の水田に放牧しました。 自信がつきましたので平成16年に本格的に放牧場作りに取り組み、放牧場に牛舎を建てました。 学生時代からの夢であった放牧への再挑戦です。牛がのびのびとしてストレスが少ないこと。 省力になること、自由にゆったりと草を食む牛を見ているとこちらまで心がなごみ癒されます。
今後も少しずつ草地を拡大して放牧を拡げたいと思います。
Q8.これからの構想や他にアピールしたいことは?
尾古牧場は森の中にありますので四季を通じていろいろな山菜もとれ、春にはタケノコご飯やワラビ、フキ、山菜の天ぷらなども出してお客様に喜ばれています。 レストランの脇を流れる甲川(きのえがわ)の清流も素晴らしく、心が癒されます。
山の木々、小鳥のさえずり、川の音、おいしい和牛肉を引き立てる赤ワインや地酒、すべてを味わって頂きたいと思います。
今は妻と2人で経営していますので、無理をせず、お客様を大切にして精一杯の真心でもてなしていきたいと思います。 愛情込めて育てた和牛肉の素材を活かして提供し、お客様に喜んでいただくことができればうれしく思います。